OB and OG's VOICES OB・OGの声
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地域の方々との仕事を通じてのふれあい、
尊敬する先輩の存在が励みです。
渡辺 智久
電気工事科
2007年度卒業
株式会社ユアテック |
どのようなお仕事をなされているのですか?
主に現場で、古くなった電線を交換したり、メーターをつけたりしています。電柱の高所で行う作業は、まだ少ししか経験していません。今年1年は「下回り」といわれている、電柱の下の準備をすることになっています。
社会人になられての感想はいかがですか?
お金をいただくということの大変さがわかりました。
また、会社に入って、会社のルールなどを覚えるのに時間がかかりました。例えばいつ帰っていいのかなど、状況を感じとらなければいけないことも、いろいろあります。
会社の上着を着て外で仕事をしていると、会社のイメージを担っていることを、ひしひしと感じます。学校に通っているときは、服装や身だしなみは、わりと自由でしたが、社会人になるとそうはいきません。行動にもすごく気を使うようになりました。
仕事にやりがいを感じるときは、どんなときですか?
住宅地で仕事をするときが多いので、通りかかった住民の方に「おつかれ様」、とか「ご苦労様」と声をかけていただいたときは、嬉しいですね。また、快く作業のために駐車させてくださったり、工事の始まりと終わりの挨拶をしたりするときなど、地域の方とのふれあいが大きな励みになっています。
大変だと感じたときは、どんなときですか?
電気は、生活に密着したものなので、とても責任を感じます。たとえ天候がよくなくても、期日までに決められた工程をやりきる必要があります。
また、夏の暑いときでも、安全のために長袖長ズボンで働くなど、環境が厳しいときもあります。いったん電柱に登ると、午前中いっぱいそこで作業する先輩もいて、ほとんど水も飲めない状況です。下で作業の準備をしながら、気持ちを引き締めて、見て覚えられることをしっかり覚えようと思っています。各家庭の電圧を確認しながら作業を進めるなど、注意力も必要です。そのためには、体力と精神力が基本となるので、そのことを意識して、これからも努力していきたいと思います。
これから社会人になる方へのアドバイスをお願いします。
やはり、給料の額に惑わされず、自分の好きなことを仕事にすることが大切だと思います。私は、電気工事科に進んだとき、はじめは勉強がつらかったです。高校で、電気工事のことを学んでいた人もいて、スタートの時点で差がついていました。でも、あきらめず勉強をしていくうちに、いろいろわかるようになって、楽しくなってきました。
仕事では、学校で教わったことよりもっと専門的なことを学んでいかなければなりませんが、やはり基本の勉強は大事です。「電気工事2種」は、特に仕事に役に立っているので、しっかり勉強することをお勧めします。
それから、健康管理も大切です。会社では、一人が休むことによって、大きな影響がでます。私は、学生時代から、友人とサッカーをしていました。今も、休みの日など、ストレス発散をかねて、サッカーや筋力トレーニングをしています。社会人になると、平日には、そういう時間はありません。なるべく早めに将来、どういう仕事をしたいか考え、その仕事をする際に必要とされることの準備をしておくといいと思います。
<会社紹介>
株式会社ユアテック http://www.yurtec.co.jp/
総合設備エンジニアリング企業として、各種設備の新設・増改修等の企画・提案、設計、施工、メンテナンスなどを行っています。フィールドは幅広く、都市ビル、一般企業、官公庁、大学、ホテル、文化施設から個人住宅まで、多方面に渡ります。
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