OB and OG's VOICES OB・OGの声

澤田 幸宏

澤田 幸宏

情報工学科
2004年度卒業
株式会社ケーヒン エレクトロニクス テクノロジー

どのような仕事をされているのですか?

 私は、親会社のケーヒンに出向していて、角田の工場で、車などのエンジンやミッションを制御する電子制御ユニット(ECU)を作るラインの製造過程の検査プログラムを作っています。この仕事は自分から希望しました。

社会人になられての感想はいかがですか?

 仕事内容は、全くはじめてのものだったので、最初はすごくとまどいました。けれど、会社の研修やOJTで知識を習得し、仕事を学ぶことができました。
 学校で学んだ「C言語」が、仕事にとても役立っているので、東北電子で勉強しておいて良かったと思っています。また、学生のとき「基本情報」というソフトウエアの資格を取得しておいたこともこの仕事をする上でプラスになっていると感じています。
 会社には同年代の仲間がたくさんいて、友達が増えましたね。

仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?

 一つの不具合が人命にかかわるので、とても責任を感じながら仕事をしています。
 プログラムを開発するにあたり、役割が一つ終わってラインに流れるときに、たぶんやりがいや、達成感を感じるのではないかなと思います。実は、まだこの仕事を始めてからあまり月日がたっていなくて、まだ一つも完成させたものがないのです。完成するときを、楽しみにしています。残業をしながらコツコツやってきているので、完成したらたぶんほっとするのでなないでしょうか。

逆に、大変だなと感じた時はどんな時でしたか?

 できあがった検査プログラムが、本当に正しいプログラムなのか検証するために、いろんな人に聞いてみたりしながら、自分のやり方を探っていかなければなりません。いま、なかなか予定通りいかなくて大変な時期です。

これから社会人になる後輩の方へアドバイスをお願いします

写真 私は、学生のときに自分に何があっているか悩んだ時期がありましたが、今は自分が「いいな」と思ったものをやってみれば良いのではと思っています。実際やってみて、自分の考えとずれていたら、別のものを探すのです。学生でも社会人でも、何かあったとき重く抱え込んでしまっている人がいます。いろんな経験をしたほうが人間的にも大きくなれる、と考えるほうがいいと思います。私は、入社して3年、いろいろな部署を歩んできました。それぞれの部署でいろいろな話を聞くことができ、会社全体でやっていることも見えてきました。
 それから、仕事とプライベートの両立は大事だと思います。休日には、会社の同年代の仲間とドライブに行って楽しみます。私の会社はクルマに関係することもありクルマ好きな人が多く、プライベートでもついクルマと関わってしまうのですよね(笑)。

<会社紹介>

 二輪車・四輪車向けエンジン制御・車体制御システム用ソフトウエアの開発・販売。「設立5年目の若い会社なので、自分の意見を聞いてくれるし、がんばればがんばるほど、いろんな仕事を学べます。若くしてリーダー的立場にもなれます。チャンスがたくさんある会社です」と澤田さん。